2012.7.15~7.28
ブル-ポピ-(ケシ科)
青海省は四時雪を戴く峻嶮な山々が連なる崑崙山脈の東端にあり、パミ-ル高源を思わせる
私たちは7月15日成田から上海、西安へと乗り継ぎ、7月16日青海省の省都である西寧に到着、 エベレストを地球の屋根の頂点とするなら、そこから東北にゆるやかに下り落ちたところが、
今回の旅を終え既に8ヶ月が過ぎようとしていますが、今でも純白の氷河を戴くアムネマチン
今回は今までのように日を追って順次書いてゆく紀行文風のものではなく、風景や高山植物の
写真についてはまったくの未熟者ですが、空気の薄い中自分なりに構図を考えながら撮った メコノプシス属 メコノプシス.ホリドゥラ(Meconopsis horridula)
黄河源流碑山麓 標高4500m 2012.7.23 メコノプシス属 メコノプシス.ホリドゥラ(Meconopsis horridula) バヤンカラ峠近く 標高4700m 2012.7.24 メコノプシス.ホリドゥラ 黄河源流碑山麓 標高4500m 2012.7.23 黄河源流碑山麓 標高4500m 2012.7.23 遊牧民テント近く山麓 標高4000m 2012.7.26
オラ山峠下り斜面 2012.7.18
ブル-ポピ- イエロ-ポピ- アムネマチンBC近く 標高4000m 2012.7.19
黄河源流域 2012.7.23 イエロ-ポピ-の見頃を過ぎていたこの頃、まだ元気よく咲いていたイエロ-
ポピ- “わたしチベット王国の王女に見えるでしょ!”そんな声が聞こえてきそうだ。
メコノプシス属 メコノプシス.ロブスタ(Meconopsis robusta) バヤンカラ峠近く 2012.7.24 温泉の町~瑪沁 2012.7.18 一つは低い灌木の中にひっそりと、もう一つは雨が降る草原に咲いていた。赤い花びらを この花びら、チベット族の祈りの旗“タルチョ”を思い起こさせる。チベットの人たちは 瑪沁~尼照瑪山麓 2012.7.20 ネンポユルツェ~達日 2012.7.21 このシオン属の花々が広がる風景は壮観だった。視界の見えるかぎり大きなマット状 この景観を煌々と月光が照らす月明かりのなかで眺めたら、無数の星がキラキラと光り 漢字では紫苑と書く。 属名のAstarはラテン語で“星”という意味。花が星形をして シオン属 アスタ- .-(Astar) 達日~花石峡 2012.7.22 キク科 キク科の植物は世界各地に分布し、その種類も一番多いといわれる。青海省でも至る メタカラコウは漢字では雌宝香と書く。宝香とは防虫剤や口腔清涼剤にされる竜脳のこと。 メタカラコウ属 リグラリア. - (Ligularia)
日本のオタカラコウ(メタカラコウ属)
オタカラコウは、日本のみならずチベット、カシミ-ル~ブ-タン、東アジアに広く 清里 吐竜の滝 2012.8.31 キク科 大きく広げた葉の先に無数の鋭いトゲが見られる。アザミ属の花と思われる。 甘徳~達日 2012.7.20
漢字では蒲公英と書く。タンポポの根を健胃、 メタカラコウと区別がつかないほどの
タンポポ属 タラクサクム . - クレマントディウム属 バヤンカラ峠~玉樹 2012.7.24 バヤンカラ峠~玉樹 2012.7.2 ヨ-ロッパ.アルプスに咲くエ-デルワイスはドイツ名。エ-デルは“高貴” ウスユキソウ属 レオントポディウム . - (Leontopodium) 温泉の町~瑪沁 2012.7.18
黄河の源流近いオリン湖岸の草原で、光り輝く太陽の光を浴びて、葉も花もせい トウヒレン属 ヤマハハコ属
サウスレア ウエルネリオイデス アナファリス . – 周りの紫色の花はマメ科の植物。真中の黄色い花が本種。葉は綿毛に覆われ、羽状に裂けて アヤニア属 アヤニア . -(Ajania) 花石峡~瑪多 2012.7.22 ジョチュウギク属 ピレトルム . - (Pyrephrum) ネンプユルツェ風景区 2012.7.21 トウヒレンは唐飛廉、あるいは塔飛廉と書かれている図鑑もある。飛廉はヒレアザミ タンポポの花はすべて舌状花で出来ているが、トウヒレン属の花に舌状花は トウヒレン属 サウスレア . - (Saussurea)
花石峡~瑪多 2012.7.22 尼照瑪山麓 2012.7.20 ドゥカゴンパ~達日 2012.7.20 シモツケ属 スピラエア . - (Spiraea) 日本近縁種 シモツケ 瑪沁~尼照瑪山麓 2012.7.20
オラ山峠 2012.7.18 温泉の町~瑪沁 2012.7.18 日本ではギョリュウ(御柳)と呼び、中国では紅柳と書かれていたように思う。日本には タ-ル寺付近 2012.7.16 アブラナ科 タネツケバナ属 カルダミネ.マクロフィラ.ポリフィラ(Cardamine
macrophylia polyphylia) 瑪沁~甘徳 標高3900m 2012.7.20 星星海付近 2012.7.24 達日~ネンポユルツェ 2012.7.21 トリカブトは漢字では鳥兜と書く。確かに花の形は鶏のとさか(鶏冠)を連想する。 共和~オラ山峠 2012.7.18 清水河~玉樹 2012.7.24 キンポウゲ科 オオヒエンソウは漢字では大飛燕草と書く。花の後ろに突き出た細長い距を“飛ぶ燕” オオヒエンソウ属 デルフィニュウム.- (Delphinium) オリン湖~黄河源流碑 標高4400m 2012.7.23 キンポウゲは(金鳳花)はその名の通り金色に輝く~の意味。花に光沢があり、キラキラ 遊牧民テント山麓 標高4000m 2012.7.26
イチリンソウ属 アネモネ . – センニンソウ属 クレマティス (Anemone) (Clematis) 日本に見られるジンチョウゲ(沈丁花)は古くに(室町時代)に渡来し、早春の花として チベットでは経文を書く紙の材料にクサジンチョウゲを使うというが、おそらく太い根茎
ステレラ属 ステレラ.カマエヤスメ(Sterllera chamaejasme)
青海湖畔 標高3200m 2007.7.9 ナス科 アニソドゥス属 オオバコ科 オオバコ属 左はナス科の一種と思われる。有毒の多年草だが、乾燥した葉は無毒で家畜の冬の飼料 この花を初めて見たとき、一瞬シソ科のオドリコソウの仲間かと思った。踊子が穂状の傘を 帰国後調べてみるとやはりキランソウ属の植物であった。外見は日本にあるキランソウ キランソウ属 アユガ.ルプリナ(Ajuga.lupulina) 尼照瑪山麓 2012.7.20 シソ科 日本のキランソウ 島根県 浜田市 三隅町 2012.4.8 オドリコソウ属 四川省 長坪溝 2010.6.29 日本のオドリコソウ 千葉市郊外 2012.5.17 イヌハッカ属 玉樹 遊牧民テント近くの渓谷 2012.7.26 このシソ科の植物、葉をロゼット状に大きく広げその真中に紅紫色の フロミス属 フロミス.ロタ-タ 瑪沁~アムネマチンBC 2012.7.19
温泉の町~瑪沁 2012.7.18 イワムラサキ属 ハツケリア . -(Hackelia) ドゥカゴンパ寺院内 2012.7.20 このナデシコ科の花、マット状のクッションをつくる。高山の寒冷地に生きる 左のマンテマ属の花、萼が筒状または球状で縦に数多くの筋がよく目立つ。
朝から晴れていたためか、小さな花弁をいっぱい開いて私たちを迎えてくれた 瑪沁~尼照瑪山麓 2012.7.20 達日~花石峡 2012.7.22
このコ-スでは4000m前後の石まじりの草むらや、崩落した傾斜地などで見られた。 アムネマヒンBC近くの山の斜面 標高4000m 2012.7.19
瑪沁~尼照瑪山麓 2012.7.20 オミナエシ科 日本のオミナエシ オミナエシ属 千葉市郊外 2011.8.30 カノコソウ属 ヴァレリアナ. – (Valeriana) ネンポユルツェ風景区 2012.7.21 どこまでも続く穴ボコだらけのガタガタ道。車は左に右に大きく揺れる。時には ユキノシタ属 サキシフラガ.タングティカ(Saxifraga tangutica) 温泉の町~瑪沁 2012.7.18 ユキノシタ属 サキシフラガ.タングティカ(Saxifraga tangutica) イワベンケイ属 ロディオラ. - (Rhodiola) トウダイグサ科 ケマンソウ科 左はトウダイグサ、漢字では燈台草と書く。全体の姿が灯りをともすのに使った燈 トウダイグサ属 ユ-フォルビア. – キケマン属 コリダリス. -
星星海付近 2012.7.24 ネンポユルチェ~達2012.7.21 アヤメ科 アヤメは普通スックリと立っているものが多いが、このアヤメは背丈低く地面にへばり アヤメ属 イリス. - (Iris)
瑪多~黄河源流歓迎ゲ-ト 2007.7.11
日本の近縁種はシシウド。右の写真の下に見える葉はイラクサ。シソ科の植物かと
オオカサモチ属 プレウロスペリマム. - サクラソウ属 プリムラ. - (primula) 今回の旅の最終日、案内してもらった遊牧民一家族が暮らすテント山麓で、初めて サクラソウ科
トチナイソウ属 アンドロサケ. - (Andorosace) オラ山峠の近く 2012.7.18
標高4610mの黄河源流碑からは、山の斜面を下りながら中腹まで歩いた。眼下には
オヤマノエンドウ属 オキシトロピス. - (Oxytropis)
黄河源流碑山麓 標高4500m 2012.7.23 この黄色いマメ科の花、最初に出会ったのは標高4500mのオラ山峠の岩場。
オヤマノエンドウ属 オキシトロピス ゲンゲ属 アストラガルス. - ( Astragalus) オラ山峠 2012.7.18 達日近くの黄河河畔 2012.7.20
レンゲソウといえば何か郷愁を感じる。小学生の頃学校へ行く道すがら、春になると 日本のレンゲソウ ゲンゲ属 アストラガルス
島根県浜田市三隅町 2012.4.12 ゲンゲ属 アストラガルス. - (Astragalus)
バヤンカラ山脈の最高峰 標高5369m イワオウギ属 ヘディサルム マメ科 リンドウ科 日本人にリンドウが親しまれているのは、その姿かたちはもちろん名前からくる
リンドウ属 ゲンティアナ. - (Gentiana)
タカネリンドウ属 ゲンティアノプシス リンドウ属 ゲンティアナ (Gentianopsis) (Gentiana) 瑪沁~尼照瑪山麓 2012.7.20 達日~花石峡 2012.7.22 花のつぼみは一見日本のオヤマリンドウを思わせるが、背丈は低く葉の形も
玉樹郊外 2012.7.26 達日~ネンポユルツェ 2012.7.21 シオガマギクの仲間は種類多く色も様々で、チベット.ヒマラヤ山系では群生している
漢字では塩竈と書く。塩竈とは海水で塩を煮詰めてつくるカマドのこと。塩竈を浜で
かって浜で海水を汲んで盛んに塩をつくっていた時代に生きた人が、その風景を思い
シオガマギク属 ペディクラリス. -(Pedicularis)
清水河~玉樹 2012.7.24
シオガマギク属 ペディクラリス. -(Pedicularis)
清水河~玉樹 2012.7.24 瑪沁~尼照瑪山麓 2012.7.20 シオガマギク属 ペディクラリス. -(Pedicularis)
瑪沁~アムネマチンBC 2012.7.19
四川省 九寨溝 2010.7.4 清水河~玉樹 2012.7.24 シオガマギクの中でもいちばん大きな群落をつくっていたのがこの薄黄色のシオガマ。 甘徳~達日 2012.7.20 ネンポユルツェ風景区 2012.7.21 共和~オラ山峠 2012.7.18
長い花穂を真っすぐ上に伸ばしているこの植物、調べた植物図鑑ではっきり同定できる ダイオウ属 レウム. -(Rheum) ドゥカゴンパ~達日 2012.7.20 セイタカダイオウ ドゥカゴンパ~達日 2012.7.20
ダイオウ属 レウム. -(Rheum) 旅の最終日、玉樹郊外の案内役を務めてくれたチベット族のオバさんが、イブキトラノウ 私たちはそれまでにこうした風景は何回も眼にしてきていたのでさして驚きはしなかったが、 玉樹~通天河畔 2012.7.24 温泉の町~瑪沁 2012.7.18 タデ科の一種 花石峡の近く2012.7.22 バヤンカラ峠~玉樹 2012.7.24 東チベットの風景 アムネマチン山脈 ① アムネマチン山脈の白い峰々が眼に飛び込んできたとき、思わず息をのんだ。主峰は アムネマチン山脈 主峰6282m アムネマチンBC近くにて 2012.7.19 アムネマチン山脈主峰に続く峰々
東チベットの風景 アムネマチン山脈 ② アムネマチンの主峰は標高6282m、コンロン山脈の東端にありそれほど高い山ではない。 アムネマチン山脈主峰に続く峰々 2012.74.19 アムネマチン山脈主峰に続く峰々 2012.7.19
東チベットの風景 草原の遊牧民 ① 青海省の首都西寧から日月山峠までは多少耕地も見られたが、そこを過ぎると緑の
ここに馬に乗りヤクや羊の群れを引き連れながら、遊牧という太古からの生活スタイルを
草原の遊牧民 ② 放牧の風景は一定の間隔をおいて見られ、途切れることはほとんどなかった。それも 旅の最終日、私たちは遊牧民のテントに案内してもらった。4WD1台がやっと通れる位の狭い ヤクの放牧 温泉の町~瑪沁 2012.7.18
星星海~バヤンカラ峠 2012.7.24 青海湖~共和 2012.7.17 東チベットの風景 黄河源流域 ① 7月23日8時30分瑪多のホテルを出発、ところどころ湿地帯が広がる大原野の中を 黄河源流域入口ゲ-ト付近 2012.7.23
黄河源流域入口ゲ-ト 2012.7.23 黄河源流域 オリン湖2012.7.23 黄河源流域 ② 再び車に乗りしばらく行くと湖のほとりに出た。黄河源流に近いオリン湖だ。辺りは 空は青く晴れわたり赤い大地が広がっている。ここは標高4300mの高地、小さな花々を さらに進んで行くと、オリン湖は次第に大きな姿を見せてくれるようになる。湖面の色は 黄河源流域 オリン湖 2012.7.23 黄河源流碑が置かれてある山頂に着いたのは12時丁度。標高4610mの山頂にはチベット 黄河の源流はサリン湖から先、大小無数の湖沼が点在する星宿海のさらに西へ遡った、 1985年にNHKと日本ヒマラヤ協会、中国の合同調査隊が出され、源流の最初の一滴が 西方向に望むサリン湖はややくすんだ色に見えるが、東側のオリン湖は青く澄み渡り、 帰りは山頂から歩きながら、山腹の斜面に咲き乱れる花々の中を下って行った。中でも ヤクの角をイメ-ジした黄河源流碑とタルチョ 標高4610m 2012.7.23 標高4610m 黄河源流碑山頂 山頂からオリン湖を望む 東チベットの風景 黄河源流域 ④ 黄河源流から流れ出した水はサリン湖、オリン湖を通り、瑪多を経てさらに南東に流れ
ここから間もなくすると川幅は大きくなり、うねうねと地を這うように流れはじめる。 達日の町を通過する黄河 標高3900m 2012.7.22
達日の町付近を流れて行く黄河 2012.7.20 東チベットの風景 黄河源流域 ⑤ 蘭州から潼関までの流れは大きく湾曲し、帽子のような形の弧を描いているのだ。 いつだったか、機上からこの辺りの黄河の流れを見たことがある。それは赤い大地の そのとき 私は“これがまさに黄竜なのだ!”……そんな思いを抱いたことがある。 黄河は母なる大河として、流域の多くの人たちの生活を支え続けてきた。 達日の町付近を流れて行く黄河 2012.7.20
長江、黄河、メコン河3つの大河の源流はチベット高原にある。その記念碑が玉樹郊外 この3つの大河は、いずれも流域の大地を潤して豊かな文化と文明を生みだし、そこに 三江源碑 玉樹郊外 2012.7.25
通天河(長江)玉樹郊外 2011.7.25 チベット少年僧 2012.7.25
東チベットの風景 チベット仏教① ドゥカ.ゴンパ 7月20日私たちは甘徳の町で昼食を終えてあと、ドゥカゴンパというチベット仏教
ドゥカゴンパの仏像 甘徳~達日 2012.7.20
ドゥカゴンパの仏像 甘徳~達日 2012.7.20
チベット仏教② パンチン.ゴンパ 7月25日の昼下がり、玉樹郊外にあるパンチン.ゴンパというチベット仏教の寺を 7世紀吐蕃王国の時代、チベットはインドから直接大乗仏教をとりいれ、それまで民間 チベット仏教はゲルク派、ニンマ派、サキャ派、カギュ派などがある。
チベット仏教③ パンチン.ゴンパ 私たちが本堂に入った時はすでに読経は終わろうとしていたが、読経の最後を飾る この寺を離れる時、案内してくれた僧侶が私たちに手を振って見送ってくれていた。
シンバルを叩きラッパを吹きながら、読経に合わせる僧侶たち 2012.7.25
チベット仏教④ ジャナ.マニ石経城 この山のように積み上げられた石は、単なる石コロのように見えるがそうではない。 右下のツォワ.ガルツェド寺院をとり囲んでいる外塀の石にも、祈りを込めたチベット ジャナ.マニ石経城 玉樹 2012.7.25 マニ石経城 玉樹 2012.7.25 オリン湖~瑪多 2012.7.23
東チベットの風景 チベット仏教⑤ 文成公主廟 7世紀、当時強大な勢力を誇っていた吐蕃王国のソンチェンガムボ王は、唐に公主の その伝説はともかく、文成公主がチベットに降嫁させられることになったという史実は 昨年訪れた時はまだ冬から覚めたばかりの早春、赤い大地に残雪がちらばっていたが、
チベット仏教⑥ 文成公主廟 長安からここに来るまで約1年、さらにラサに着くまで2年の歳月がかかったらしい。 玉樹郊外には文成公主廟が残されている。日月山峠から長い旅路を経てここに到着、 廟は彼女が去ったあと彼女を偲ぶために建立されたといわれている。廟内には彼女を
東チベットの風景 草原の動物たち 今回の旅行中毎日のように眼にしたのが野ネズミ、普通のネズミよりかなり小さい。 初めのうちはカメラを向けて撮ろうと試みたこともあるが、あまりのスバシッコさに この野ネズミを狙ってか、空を舞っている鷹の姿も見られた。無数に居るとはいえ、 7月23日黄河源流域からの帰り、草原で草を食んでいた野生のロバに出会った。
街角で出会ったチベット族の男 私は異国にきて、近くで人の顔を撮るのはできるだけ控えるようにしている。 この男しばらくすると、ホンダのピカピカのバイクに乗って遠く草原の方に走り
チベット族ガイド 才さん 今回の青海省の旅で最初から最後までガイドしてくれたのがチベット族の才さん、
彼が話す日本語は外人特有のイントネ-ションがなく、聞き取りやすい。 チベット族ガイド 才さん 花石峡~瑪多の草原にて 2012.7.22 チベット族ガイド 才さん 花石峡~瑪多の草原にて
花石峡のレストラン前 2012.7.22 周りはシオガマギクとマメ科の花々 東チベット高原の旅を終えて 冒頭にも記しておきましたが青海省はチベット高原の東側に位置した乾燥地帯で、植物の 現地で撮った700枚ぐらいの写真を整理して、ヒマラヤの植物図鑑を見ながらグル―プ毎に 東チベットの風景については添乗員の記録と写真を眺め、その時感じたことを思い浮かべながら このコ-スは5年前にも訪れていますがほとんど忘れていて、眼に触れるものすべてが 新鮮に 源流域の黄河を見ていると、その青く澄み渡った美しい流れが上流域から黄濁し始め、中流域に その他草原の遊牧民などいくつかの風景に触れていますが、いずれもその時感じたことや日頃の 2012年10月 千葉市 斎藤泰三 |